東武動物公園のワイルドキャット
東武動物公園は、動物園と遊園地が一体となったテーマパークです。世界初の水上木製コースター「レジーナ」や、「カワセミ」などスリリングなアトラクションから、小動物に癒されるふれあい動物園まで揃い、幅広い客層が楽しめるようになっています。
ニコニコ動画に公式チャンネル「ZOOっと友達チャンネル」を開設しており、ネットを介しても園内の様子を紹介してファンを集めている、情報発信の得意な動物園でもあります。
人気アニメ「けものフレンズ」ともっとも多くのコラボを開催しており、ファンの間では、「けものフレンズ」といえば東武、というイメージができあがっているかもしれません。最初のコラボで設置された「フルル」(フンボルトペンギンのキャラクター)のパネルに恋(?)をしたグレープ君は日本のみならず世界中の注目を集め、一躍有名となりました(高齢であったため2017年10月に亡くなってしまいましたが)。
そんな東武動物公園でもっとも有名なワイルドキャットといえばホワイトタイガーでしょう。公式ツイッターも、ホワイトタイガーの「リュウくん」が「中の人」となっています。見た目がアイスクリームの「パリパリバー」に似ているので、それを食べながら見る人もいるのだとか……。
そのほか、チーター、ライオン、アムールヒョウが展示されています。
恩賜上野動物園のワイルドキャット
恩賜上野動物園は日本でもっとも歴史のある動物園です。現在も年間来場者数は動物園のなかでもっとも多く、飼育種数は東山動植物園に次いで第2位です。ジャイアントパンダ、オカピ、コビトカバの「世界三大珍獣」がすべて揃っている、様々な動物の飼育下繁殖を国内ではじめて成功させているなど、名実ともに日本一の動物園といえるでしょう。動かない鳥として有名なハシビロコウや特別天然記念物のオオサンショウウオ、タイとの友好の証としてやってきたアジアゾウたちなど、見所は盛りだくさん。パンダだけではもったいない動物園です。
ネコ科動物としては、スマトラトラ、インドライオン、ベンガルヤマネコ、マヌルネコが展示されています。
多摩動物公園のワイルドキャット
多摩動物公園は、多摩丘陵の起伏に富んだ地形を活かして作られた広大な動物園です。広いだけでなく緑に溢れ、森の中を歩いているよう。木々の香りや木漏れ日、そよ風が心地よく、歩くだけでも気分爽快で、なるほど、「動物園」ではなく「動物公園」なのだなぁ、と思わされます。動物たちを見るのも、まるで森の散策中に野生動物に遭遇するようで、ワクワクが止まりません。私のお気に入りの動物園のひとつです。
多摩動物公園のネコ科動物といえば、今は何といってもサーバルでしょう。多摩動物公園のサーバルは、漫画家の吉崎観音さんが「けものフレンズ」を着想するきっかけとなった存在です。サーバルを展示している動物園は多いですが、そのなかでも多摩動物公園にお願いしていることからも、「けものフレンズ」にとって多摩のサーバルが特別であることがわかります。不定期開催ですが、高いところに吊るした餌をサーバルにジャンプさせて取らせる「サーバルジャンプ」は必見です。
そのほか、ライオン、チーター、トラ、ユキヒョウが展示されています。いかにも猛獣という顔つきをしているのに咆哮できず「ニャア」と鳴くユキヒョウはギャップ萌えがやばいですね。